古来、星は「叡智」と「精神の導き」の象徴であり、
「運命」と強く結びついていることから、ウェディングにおいても、星は人気モチーフのひとつです。
会場装飾や、演出に星を取り入れたり、
花嫁のウェディングドレスやネイル、ネックレスやピアスなどのアクセサリーで
星コーデをしたり、結婚指輪の刻印としても人気です。
そんな星には、様々は種類があるのをご存知ですか?
今回は、星のカタチの種類やその意味、由来についてまとめてみました。
【四芒星 ベツレヘムの星】
四芒星は、キリスト誕生を象徴
生まれたばかりのキリストを礼拝するために、東方三博士が星の導きでベツヘレムに旅したというキリスト降誕物語を想起させる。とありますが
私には、十字架に見えたり、シュリケンに見えたりします☺︎
【☆ 五芒星 ペンタグラム】
私たちに一番なじみのあるこのカタチ。
上向きの場合、それぞれの頂点が頭、2本の手、2本の足を表し、
普遍的な人間(また、女性性)を象徴。
逆向きの場合は、上の2 頂点が角となり、悪魔を意味する。
五芒星は、周囲にエネルギーを拡散する力はなく、
持つ人のエネルギーを強化、安定させてくれます。
【✡️ 六芒星 ヘキサグラム】
2つの正三角形の組み合わせから成る。
ヒンドゥー教では男性と女性の結合
錬金術では、四大元素の連結を表す。
ダビデの星としてユダヤ教の象徴でもある。
六芒星は、エネルギーを拡散拡大させます。
精神と肉体の統合をつかさどる形ともいわれています。
【七芒星 ヘプタグラム】
象徴体系の多くを数字の7と共有。
多神教徒においては、魔術を象徴
キリスト教においては神による7日間の天地創造
仏教徒には悟りへの7段階を表す
【八芒星 ラクシュミーの星】
ヒンドゥー教では、アシュタ・ラクシュミーと呼ばれる8人の女神を象徴
健康・知識・強さ・繁栄・を表す豊穣の女神ラクシュミーの8つの化身。
【マカバスター Merkaba Star 】
古来より神聖な儀式などで使われていた「神聖幾何学立体」
星形八面体=正四面体を二つ重ね合わせたもので、正面から見ると六芒星の形をしています。
天と地、男性性と女性性、精神と肉体など、
万物の「陰」「陽」を統合し、調和させ、新たなエネルギーを創造する力を持っています。
→→「統合」の星
マカバスターは、古代エジプトの言葉であり
マ mer →光
カ ka →精神
バ ba →肉体
を意味します。
つまり、肉体と精神を統合し、整える働きを持つと言われ
これは、生命エネルギーのパターンでもあることから、“無条件の愛”という宇宙創造のエネルギーの源ともいえます。
持ち主の精神的成長を促し、エネルギーを拡大する手助けにもなる。
特に精神系に強く反応する性質が強い
さまざまな形をした星たちは、
このように、それぞれ独自の象徴性をもっているのです。
今日では、星は私たちの「希望」や「願い」を象徴することが多く、
著名人と結びつき、有名人は「スター」と呼ばれ、
☆☆☆星3つ!!などと、格付けの指標にすることもあります。
アメリカの星条旗が、五芒星を使われた最初の旗として有名ですが
世界中の国旗にも、様々な星の形がデザインされています。
晴れた日の夜は、夜空を見上げて星に願いをかけるのも素敵ですね☺︎
参考文献 サインシンボル大図鑑
Nest Wedding
Bridal Coordinator
さとう 千惠香