マリーゴールド

ガンジス川、サインシンボル大図鑑、ヒンドゥー教、Nest Wedding


ガンジス川

ヒンドゥー教徒にとっての聖なる川。

神々の故郷であるヒマラヤに源流を持ち、女神ガンガーを化身とする。

ここでの沐浴は魂の浄化であり

遺灰をガンジスに流すことは、好ましい輪廻転生を約束する。

火葬の炎は、魂が肉体から解放されるのを助け、輪廻転生に備えるとされる。



先日、友人から電話があり

「ネパールに行った時、すごいものを観たよ。
今度会った時に話すね。」

え!

え!

今話してよ!


ネパールといえば、少年アシベの親友スガオくん。

彼の一家がネパールに引っ越し、

白いでっかい生き物と一緒に過ごしている。

(私の中には)そんなイメージしかない。笑

※少年アシベ http://gogo-gomachan.com/


ネパールは、ヒンドゥー教崇拝者が多く

人が亡くなると、川のすぐ近くで火葬され

骨は川に流す。

その川は、ガンジス川に通じており輪廻転生を願う。


友人はちょうど、ネパールでその儀式を見たのだという。

若い女性の火葬。

マリーゴールドの花が彼女の周りに沢山敷き詰められ

とても鮮やかだったけれど、そのイメージが強すぎて

帰国後、マリーゴールドを見たらあの風景。

マリーゴールド=お葬式のイメージになってしまった。

と言っていた。


マリーゴールド、カレンデュラ、花、Nest Wedding

私にとって、マリーゴールドは、

子ども時代は、田舎の祖母の庭に咲いている風景と

縁側に広げられた新聞の上で干からびたマリーゴールドの花の種。

大人になってからは、カレンデュラオイルという精油が炎症を抑える効果があると知る。

カレンデュラ=マリーゴールド

そして今回、マリーゴールドが、死への旅立ちを彩る花であるということを知る。

今年の誕生日は、思いがけなく死生観について考える日となった。


ネパールの儀式について

わかりやすくまとめてある記事

https://tripnote.jp/m/nepal/pashupatinath-temple

マリーゴールド、カレンデュラ、アロマ、花、オレンジ色、Nest Wedding

※輪廻転生(サンサーラ)Samsara

ヒンドゥー教と仏教の伝統において

永遠の生と再生が業(カルマ/個々人の運命は生前の行為によって定まるという教え)の命じるままに繰り返されることを意味する。真の知にたどりついた時のみ、この繰り返しから解放される。→生まれ変わり

※生まれ変わり(輪廻転生)Reincarnation

アジアの宗教で、魂がほかの肉体で生まれ変 わることを意味する。

サインシンボル大図鑑より


せっかくなので、ここからは
ヒンドゥー教の結婚式について。

結婚式は、新婦の家又は、新婦が礼拝に通う寺院にて行われ、費用は新婦側が負担します。

参列者は、全員正装。

一般的に、参列者同士打ち解けて交じり合い、語り合う、華やかで喜びに満ちた楽しい時間となります。

また、できるだけ多くの人を招くことで、結婚の責任を皆に宣言します。

挙式について

部屋の中央には、美しく装飾された天蓋のついた神聖な場所を作り、挙式は天蓋の下で行われます。

衣装について

新郎は白い衣装を身につけ、新婦は金糸で美しく刺繍された赤い衣装を着けます。

赤い印

新郎が到着すると、会場の入り口で新婦の家族が彼を歓迎し、新婦の母が新郎にお菓子を食べさせて、額に小さな赤い印をつけ、結婚に賛成していることを表明します。

新郎入場

新郎は会場に入る際、小さな素焼きの壺を踏み破ります。

これは彼の男らしさと強さを表しています。そのあと、新婦の母が、新郎を天蓋のところまで案内します。

ヒンドゥー教では、結婚式の前に、新郎と新婦が会うことは不吉とされています。

新婦入場

新婦が入場する際は、新郎には見えないように、新郎の前に布が垂らされます。

新婦が彼女のおじと姉妹に付き添われ、

天蓋の下で待つ新郎のところへ来て座ると、新郎の前の布が取り去られ、挙式がはじまるのです。

花輪の交換

新郎と新婦はお互いに受けいれ大切にすることの象徴として、花輪を交換します。

レイのような花飾り。

この儀式素敵だなあと思います。

祈り

新郎新婦の前でヒンドゥー教の火の神である Agniを象徴する聖なる火が焚かれ、司式者が祈りを捧げた後、新郎新婦は米などの供物を火に投げ入れ祈ります。これは神を立会人として、2人が結婚したことを表します。その後、新郎新婦は火の周りを時計回りにまわります。

7つの誓いの儀式

最も大切なのは、 Saptapadi と呼ばれる7つの誓いの儀式で、伝統的には誓いはサンスクリット語で言われ、これなしに結婚は成立しません。

新郎新婦が共に生きる人生の始まりであり、一つ一つが婚姻の誓いです。

石に足で触れ、揺るぎない愛を祈りますが、これは、人生における障害を一緒に克服していくことを象徴していると言われています。

ネックレス贈呈&ファーストバイト

次に、新郎が新婦に、彼の愛と献身の象徴であるネックレスをつけます。そして、永遠に愛し慈しみあうことの象徴として、互いにお菓子を食べさせ合います。

最後に、新郎は新婦の額に既婚者の印である赤いマークをつけます。現在では、指輪の交換を行うこともよくあります。

ちなみに、

ヒンドゥー教では、異なるカースト間での婚姻は認められません。

意外だったのは、ヒンドゥー教では

占星術が重要視されているということ。

カップルの相性

結婚式の日取り

これらが占星術で占われるのです。

占星術好きな私からすると、

ものすごく興味深い事でした。